未経験のプログラマー採用面接で大事な7つのポイント! | 未経験採用はポテンシャル!
未経験のプログラマー求人の面接で大事なことをお伝えします。
未経験のプログラマーの採用面接で大事なことは
- ポテンシャル採用であることです!!
目次
ポテンシャル採用で見られる7つのポイント
ポテンシャル採用で見られるポイントは、以下の7つです。
- 自力で学び続けることができるか?
- この会社で長く働いてくれそうか?
- メンバーとスムーズにコミュニケーションをとることができるか?
- 働く環境に柔軟に対応できるか?
- わからないことをわからないと人に相談し、素直に聞くことができるか?
- 嘘をつかないで、守秘義務や情報のモラルを守ることができるか?
- 会社との相性が合うかどうか?
以上が私の考える面接で重要な7つの視点です。
とは言え、一番重要なのが上の3つだと思ってもらえれば大丈夫です。
なぜ、これらの視点が重要なのかを知るには、企業の採用側の気持ちを知ることでわかります。
企業の採用担当の気持ち
企業の採用側は、そもそも未経験の人を雇うことに対してリスクを感じています。
なぜなら、1人の採用をするだけでも100万くらいのコストがかかるからです。
また、未経験から転職したけど、結構挫折して去っていく人も少なくはなかったり、時代はITだからと言って安易な気持ちで転職活動をしている人も多いので、「この人は、ちゃんとうちの会社で働いてくれるのか?」を見ています。
その企業の採用側の気持ちにたって考えたときの視点が上記の7つのポイントです。
実際に、私も採用面接に加わったことがありましたが、上記の視点で見ています。
では、7つのポイントについて詳しく解説します。
1:自力で学び続けることができるか?
これは、多くの中小企業で、入社3ヶ月ほどは研修を行います。
ほとんどの企業は、研修担当者を用意します。
しかし、この研修担当者は、プロジェクトを回しながら片手間でわからないことがあれば対応するという先輩プログラマー であることがほとんどです。
なので、わからないことを調べずに都度都度聞きにこられても肝心なプロジェクトが回らないなります。
よって、自分で調べながら、進められる人を求めています。
2:この会社で長く働いてくれそうか?
先ほど、採用のコストで100万以上かかるとお話をしました。
初心者のプログラマー がプロジェクトに配属されて、採用のコストの元が取れるのが6ヶ月くらいだと思います。
なので、研修3ヶ月+6ヶ月以内に辞めそうな人はいらないのです。
逆に、最低1年以上、できれば2年以上働いてくれる見込みがなければ採用するメリットはありません。
もし、自分の本音で、「1年いないに会社を辞めてフリーランスになろう」と考えているものなら、表面上だけでも、「早く実力をつけて、できる限り長い間御社へ貢献したい!」という意思表示をしておきましょう。
あなたが将来フリーランス になりたいという意欲は+に評価されることもありますが、裏を返せばこの会社をいずれ辞めてしまう人という印象を残してしまいます。
3:メンバーとスムーズにコミュニケーションをとることができるか?
プログラマー の仕事で一番大事なことが、「メンバーとコミュニケーションをとることができるか?」です。
逆に、一人で問題を抱えていたり、スムーズなコミュニケーションが取れなさそうな人は、プロジェクトにとってリスクでしかありません。
なので、面接の中でちゃんとコミュニケーションをとることができるかをとても見ています。
一般的に、コミュニケーションというと話すイメージが多いですが、むしろ大事なのは、「相手の意図を理解して聞くこと」です。
面接の質問と、違う答えを返しているようでは、「この人は、人の言っているこことの意図を汲み取れない人」と思われてしまうので注意が必要です。
4:働く環境に柔軟に対応できるか?
これは、多くの中小企業がSESという形態で収益を安定させている背景からきています。
SESとは、簡単に言えば、お客様の現場に派遣をして、そこでプロジェクトに所属し、業務を行うことです。
つまり、お客さん先で問題を起こすことは、お客さんの信頼をなくし、収益を減らすことになるため、絶対に避けたいです。
よって、環境に柔軟に対応できる能力は、とても重要です。
働く条件を聞かれて、わがままを言いすぎると…不採用になる可能性も十分あります。
5:わからないことをわからないと人に相談し、素直に聞くことができるか?
これは、あえて面接の質問にすることもあります。
「もし、プログラムのコードを書いてわからないことがあった時どうしますか?」
模範解答は、「まずは、自分で調べたり、周りの人の書いたコードを見ます。
それでもわからない時は、先輩に聞きます。」が良いです。
つまり、「できる限り自走してほしいけど、本当にわからないことがあったら、そこで悩んでいてもしょうがないので聞いてほしい。」というのが本音です。
例えば、プロジェクト内でもわかったつもりで作業を進められて、後になってバグが発生するのは嫌ですよね?
なので、ちゃんとわからないことも、「何がわからないのか」を素直に聞けることが大事です。
また、そのわからないときの聞き方も大事です。
6:嘘をつかないで、守秘義務や情報のモラルを守ることができるか?
これは、多くの人が大丈夫なはず。
しかし、そのような印象を持たれないように面接では注意が必要です。
ある現場にいたとき、会社のソースコードを自分のGithubやGoogleDriveにアップロードしたことで、裁判になったケースがあります。
プログラムのコードは、会社の資産です。
それを勝手に持ち出すことはNGですし、データベースの顧客情報が漏れたら、それこそ企業が潰れる可能性だってあります。
このような守秘義務をちゃんと守れない人は、間違いなく不採用です。
また、大きなプログラムの障害が自分のミスで起きても、自分のミスを揉み消すのではなく、ちゃんと自分のミスを認め、次の学びに活かせるようになることも大事です。
「素直であること」がとても重要であることは間違いないのです。
適性テストなどで、回答に矛盾が多いと落とされるケースもあるので、気をつけましょう。
7:この会社に合うかどうか?
これは、IT企業に限らずですが、重要ですね。
会社によって、割と体育会系な場所や草食系な会社もあるので、その会社の雰囲気とマッチしているかは、とても重要です。
また、会社の特色によっては、中国の国籍の人がいるのでそういう物に抵抗がないか?とかを見ると思います。
ポイントを一言で言うのであれば、
- この人と一緒に働きたいと思えるかどうか?
に尽きると思います。
ポテンシャル採用で見られるポイントまとめ
特に重要なのが、上記3つ。 ・自力で学び続けることができるか? ・この会社で長く働いてくれそうか? ・メンバーとスムーズにコミュニケーションをとることができるか? 一言で言えば、「この人と一緒に働きたいと思えるか?」です。
ポートフォリオは役立つ?
よく、「面接の際にポートフォリオがあると、いいですか?」と聞かれます。
結論言ってしまうと…
- 不要です。
理由は、未経験の求人は、ポテンシャル採用なので、技術力は関係ありません。
なので、技術的なアピールとしてのポートフォリオは、ほとんど役に立ちません。
まず、未経験の人が作ったポートフォリオなんてたかが知れています。
また、世の中にはいろんなプログラミング教材があるので、それをコピーしている可能性もあるので、あまり評価をしてもらえません。
むしろ、綺麗すぎるコードをポートフォリオに持ってきて、ドヤ顔していたら、「人の作品を自分が考えて作ったかのようにアピールする人」と思われて、落とされたケースも実はあります。
写経すること自体は、プログラミングを理解する上で大事なことですので、大丈夫ですが、あたかも自分が0から考えましたと言ってしまうと、上記のポテンシャル観点から見ると、不採用になるのは当然ですよね。
もし、ポートフォリオを作ったなら、どのような教材を参考にして、どのようにして工夫したのか?を言えることが大事です。
なぜなら、この人は、「自分で考えて進められる人!」と言うポテンシャルを評価されるからです。
決して技術的な評価ではないと言うところがポイントです。
よって、ポートフォリオを作る際は、自分でいろいろ工夫して調べて考えたような経験を語ることで、ポイントアップになります。
ただ、技術的なアピールとして出すと逆効果になるので気をつけましょう。
コラム・補足
ポートフォリは役たつ?のまとめ
不要。 あっても良いが、「技術的なアピール」ではなく、「ポテンシャルのアピール」として使え!
実際にあった採用面接の話
ここからは、実際にあった採用面接の話を1つ紹介します。
2人の人が採用にきましたが、どちらの人が採用されたか考えてみてください。
Aさん「フリーランスで働いた経験もあり、独学でプログラミングも熱心に勉強している。とても真面目で間違ったことにも自分の意見をしっかり言える人」 Bさん「前職は塾講師で、独学でプログラミングを学ぼうとしているが、少ししか手がつけられていない。趣味はバンドです。割と流されやすい。」
結論言ってしまうと、
Bさんが採用されました。
理由は、上記の7つの項目により当てはまったからです。
Aさんは、真面目すぎたり、熱心すぎて柔軟性がないとみられたり、コミュニケーションをとるのが大変そうと思われてしまったかも知れません。
もちろん、これは「未経験採用」の話であって、経験者採用であれば、Aさんの方が採用される確率は十分あります。
まとめ
未経験の採用で重要なことは、何か理解してもらえたでしょうか?
あくまでも未経験の求人は、「ポテンシャル採用」であることをしっかり理解した上で、面接の対策に臨んでもらえればと思います。
みなさんがいいご縁で採用されますように祈っています。
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